9月22日、東京のMIDORI.so Bakuroyokoymaギャラリーにて、展覧会「独立――ウクライナのためのアートワーク」のオープニング式典が開かれました。本ポスター展は、ポーランド広報文化センターとアダム・ミツキェーヴィチ・インスティトゥートの協力により、スピリット・オブ・ポーランド財団が「独立ポーランド」プログラムの一環として企画したものです。今回の活動には、50名以上のポーランド人アーティストが招待され、その作品は9月30日まで東京で鑑賞できます。オープニング式典には、ウルシュラ・オスミツカ ポーランド広報文化センター所長、駐日ウクライナ大使館代表、アーティスト、メディア、日本の言論機関に所属する人々が出席しました。
この催事はウクライナ戦争に対するポーランド芸術界からの答えです。最初のグラフィック作品の一つは早くも2月24日にウェブ上に現れました。それはストゥディオ・レッコが制作したバナー「In Solidarity with Ukraine(ウクライナと連帯して)」です。侵攻への不同意を表明する個人や、ポーランドおよびヨーロッパの著名文化機関によって、ソーシャルメディアで拡散されました。続く数日間のうちに、ウクライナ支援のために生まれつつある作品がインターネット上にあふれ、作家たち(クフィャチャルニャ・グラフィキ、アレクサンドラ・モラヴィャク、エヴェリナ・スコヴロンスカ、ヤクプ・カミンスキなど)はその売上金を援助の呼びかけへの支援に寄付しました。中でも注目されたのが、パヴェウ・ヨンツァ作「Russian Bear(ロシアの熊)」でした。10ズウォティという名目だけの価格で作者が提供したこの電子ポスターは、20万ズウォティという記録的な金額を、戦闘地域にいる人々のために集めました。
ウクライナ支援はまた、共通の目的のためにアーティストたちを束ねる呼びかけのかたちをとりました。社会活動を支持するポスターのプラットフォーム「ポゴトヴィェ・グラフィチネ(グラフィック救急隊)」は、2月25日にウクライナのための作品をアップロードできる場を立ち上げました。この活動には、オラ・ヤショノフスカ、ヤン・エストラダ=オスミツキ、グルパ・プロイェクトル、アデラ・マデイ、ドミニク・プシェルヴァ、ヴィボルニェ・ストゥディオ、ミハウ・ディアコフスキ、パヴェウ・パホレツ、アンナ・オチピンスカ、プシェメク・コティンスキ、ミハウ・コヴァレフスキなど、著名なアーティストから新人まで多くの作家が参加しました。
東京での展覧会「独立――ウクライナのためのアートワーク」では、ポスターの他に、パトリク・ハルジェイ、アリナ・マリア・リバツカ、クリカス・ストゥディオなどポーランド内外の作家による、「33 Letters for Ukraine(ウクライナのための33文字)」と題された象徴的なグラフィック作品も展示されました。これは、「36 Days of Type(36日間の活字)」に着想を得た、ウクライナ語文字のグラフィックな解釈です。
この活動は、ウクライナにおける侵略と暴力に対するポーランド人アーティストたちの抗議であると同時に、現在戦争の被害を受けている人々への支援を呼びかけるものです。
開催中には、ポーランド人アーティストたちのポスターと各作家のグラフィック作品をプリントしたTシャツの販売が行われています。
展示会のキュレーション及びプロデュース: モニカ・ブラウンチュ, エヴェリナ・スコヴロンスカ
写真:マチェイ・コモロフスキ