ポーランド広報文化センターは、2011年11月17日に開設されました。この種のポーランド共和国外務省国外代表部として、東アジアでは初めて、世界では22番目でした。本センターが日本に誕生したことは、ポーランドが、日本との関係、日本における経済・科学技術・文化面における協力の発展、両国の(特に青年と学生の)人的つながりと交流の拡大に、いかに大きな重きを置いているかの証左でした。

広報文化センターの使命は、日本における、ポーランドの正しい真実のイメージとその認知度の確立にあります――それを、日本にある代表部の活動、特に日本のマスメディア・諸機関・大学・学校・NGOなどとの連絡と協力において、ポーランド、ポーランド史、今日のポーランド、ポーランド文化、起こりつつある衣食住の変化、EU・NATO・欧州・世界などにおけるポーランドのますます大きくなる立場に関する正確な情報の提供と伝達を通して行うのです。

ポーランド像の形成にとりわけ重要な役割を果たしているのが、ポーランド文化とその豊かな遺産の日本における存在を強化することです――ポーランド文化こそが、日本においてポーランドから連想される、最も人気ある産物だからです。ポーランド広報文化センターの責務は、日本におけるポーランド音楽・映画・演劇・文学・現代美術・ポスターその他の業績を知らせる、企画の立案・実施・支援にあります。

広報文化センターはこの責務を、ポーランド文化・国家遺産省とそれに直属する、国外におけるポーランド文化振興を任とする機関――特に、アダム・ミツキェヴィチ・インスティトゥート、ポーリッシュ・フィルム・インスティトゥート、国立フリデリク・ショパン・インスティトゥート、そして、日本の機関と興行団体との協力において、実現しています。この分野において、ポーランド代表部としての広報文化センターは、ポーランド語の普及(日本におけるポーランド教育の援助、ポーランド文学、ポーランド史と関連する資料の翻訳と出版も含まれます)にも心がけています。

ポーランド史でいえば、ポーランド国王洗礼1050周年やポーランド復興100周年など、ポーランド・日本両国関係でいえば、2019年に到来するポーランド・日本国交締結100周年といった重要な記念年に、広報文化センターは、ヨーロッパの発展、1989年以後の民主的体制転換、ヨーロッパにおける新しい秩序構築にポーランドがいかなる貢献を果たしたか、世界の安全と平和の強化にポーランドがどのように参加したかを日本の方々に想起していただき、かつポーランド・日本の極めて良好な関係の基盤を成す、相互の連帯・援助・協力、さらには両国社会の友好の実例を広く知っていただくための活動を行います。

ポーランド広報文化センターは、技術・革新・創造的な経済分野に依拠しつつ、劇的に発展する新しい国ポーランドについて、みなさまにお知らせいたします。ポーランドは、経済・学術・技術のさまざまな分野における、魅力的で、願ってもないほど良好なパートナーなのですから。