3月11日に人道の港敦賀ムゼウムにてアートのワークショップが開催されました。これはポーランド救済委員会と日本赤十字社が1919年~1922年に救助したシベリア孤児に関する企画展『出会い』の関連イベントです。
ワークショップはクラクフにある日本美術・技術博物館「Manggha(マンガ)」が主催し、カタジナ・ノヴァク所長が中心となって敦賀ムゼウムと協力して開催しました。参加者はまずシベリア孤児について知り、それから100年前のポーランドの子ども達の足跡をたどる歴史的な旅のコラージュ作品を制作しました。ワークショップには数十人の市民が参加し、その中には今年ポーランドに学業での訪問を予定している生徒たちや現地のメディアも参加。
このプロジェクトは企画展『出会い』の関連イベントです。『出会い』は2022年11月にクラクフの「マンガ」博物館と敦賀ムゼウム、ポーランド広報文化センターの共催によって、そしてポーランド文化・国家遺産省による資金助成で開催されました。企画展『出会い』はポーランド人アーティストによる、シベリア孤児と日本の保護者の100の肖像画とカタログ作品を含みます。これは2022年のシベリア孤児ポーランド帰国100周年を記念したものです。敦賀ムゼウムでの展示後(2022年11月3日~29日)、日本ポーランド協会関西センターの協力で神戸でも展示されました。