19.06.2026 イベント, ニュース, ビジュアルアート

ヨアンナ・ドマンスカ教授作品展「旅の錬金術」――東京で開幕

ヨアンナ・ヴィシュニェフスカ=ドマンスカ教授が手掛けた線描画、グラフィックアート、そしてユニークなアートブック作品からなる特別展が、都心のポーランド料理ファインダイニングレストラン「Ani Mru Mru」のムードある店内で開催されています。

6月19日にポーランド広報文化センターがAni Mru Mruの協力のもと開催したオープニングセレモニーには、本展展示作品の作者であり、ヴィジュアルアート、グラフィックアート分野の現役アーティストで美大教授のドマンスカ教授本人も登壇しました。

ポーランド広報文化センター所長ウルシュラ・オスミツカより開会のご挨拶を申し上げたのち、アーティスト本人より「旅の錬金術」展のコンセプトや見どころについての紹介が行われました。Ani Mru Mruマネージャーの奥瀬賢氏からは、洗練されたポーランド料理を提供する同店の魅力と取り組みについてのお話がありました。

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ヨアンナ・ヴィシュニェフスカ=ドマンスカ教授はウッチ生まれ。国立美術高等学校(現ウッチ美術大学)に学び、卒業後も現在に至るまで同地に拠点を置き創作活動を続けている。アーティストが手掛ける表現技法には、線描画、グラフィックアート、コラージュなど様々なものがあり、ユニークなアートブックも含まれる。アートセラピー分野での養成講座やワークショップ開催にも積極的。

これまでに国内外での20回以上の個展開催や共同展への参加があり、日本での展示実績もある(2012年、城崎の円山川公苑美術館ほか)。彼女の作品はポーランドのワルシャワ国立図書館、ウッチ国立美術館、ヴロツワフ国立博物館、スペインのエウヘニオ・グラネル美術館、ハンガリーの聖ステファン王博物館、および日本の東京藝術大学図書館に所蔵されているほか、ポーランド国内外の個人コレクションや著名国立機関にも数多く収められている。また現代アートのオークションにも定期的に出品されている。

ドマンスカ作品に登場する主人公は多くの場合黒いスーツを身に着け、後ろ姿で立ち、地平線を見つめている。その脇にはしばしばスーツケースが置かれている。その姿は万人を代表するものであり、描かれているのは人生の旅である。アーティストはこの人物のことを「詩人、夢想家、そして同時に自身の夢を構築し実現していく存在」であるとしている。彼女の豊かな創作作品の中には、ヴィスワヴァ・シンボルスカやタデウシュ・ルジェヴィチ、エヴァ・リプスカ、リシャルト・クリニツキをはじめとするポーランドの詩人たちの詩にインスピレーションを受けたものも多い。

同展はAni Mru Mruにて7月18日まで鑑賞可能。

写真:Ani Mru Mru

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