ワルシャワ国立博物館(MNW)は、美術史・考古学・歴史・貨幣学分野におけるポーランドと外国の文化遺産を収集・保管・修復・提供します。活発な展示活動を行います。外国の協力者とともに、主に学術研究や展示の準備に関連する国外視察旅行を実施します。貸出・展示の実施・出版・学術的企画の分野で、博物館は、ポーランドと世界の多くの博物館・画廊・機関と協力してきました。ICOM(国際博物館会議)・CODART(国際ネーデルラント・フラマンドル・オランダ・ベルギー美術評議員・学芸員機構――本部アムステルダム)と、継続的に協働しています。国際的活動の一例は、ルーブル美術館ランス別館と共催した展示『ポーランド――画像の力』です。https://www.mnw.art.pl/

 

クラクフ国立博物館(MNK)は、ポーランド最古の博物館です。世界・ポーランド美術、特に本拠地クラクフの美術の普及を通して、民族的・全人類的価値を広報するという業務を実現します。博物館は、デジタル化促進・教育・学術プロジェクトに参画します。ポーランド最初の博物館として、美術・芸術創造に関する学問グループにおいて、学術組織の資格を得ました。当機関の国際的企画の一つが「国境を超える文化」で、その一環として、「文化機関運営アカデミー」プログラムが実現されましたが、それは、策定された基準、博物館活動の戦略的分野における解決、博物館の手続き管理、文化遺産の保護と普及における情報共有を目的とする、ポーランド・ジョージアの文化機関間の経験と優れた実践交換へのプラットフォームづくりを可能にするものです。https://mnk.pl/

 

キェルツェ国立博物館(MNKi)は、委託された文化遺産、展示・芸術活動の個性と魅力、教育への配慮と学術研究・展示活動の実施などを通して、その業務を実現しています。博物館は、古ポーランド時代の肖像画の最も広範な収蔵の一つ、シェルメントフスキの絵画とチミェウフの陶器のポーランド最大の収集、ジェロムスキの声が録音された、本館にしかない蓄音機用レコードを所蔵しています。当機関は、博物館治療(癒しの場としての博物館)をテーマにした、ポーランド最初の学際的学会を主催しました。国際協力の一例は、シェンキェヴィチ年の行事の一環として準備された、ノーベル文学受賞作家シェンキェヴィチについてのパネル展示です。https://mnki.pl/

 

ポズナン国立博物館(MNP)は、幾世紀、幾世代にもわたる知性と努力と情熱の遺産としての、文化的な富を集積し、恒久的に保存します。知的・美的感受性を育成しつつ、歴史・学術・文化の基本的価値を普及させます。本博物館は完成した芸術的個性を有した全世界のグラフィック・デザイナーのうち、レニツァの特徴であったものと類似した芸術的姿勢を体現している人物、すなわち狭義での実用グラフィック・デザイナーの職業の枠を超えている人物に、ヤン・レニツァ記念賞を認定します。https://mnp.art.pl/

 

ヴロツワフ国立博物館(MNWr)の仕事は、シロンスク美術、ポーランドと旧南東辺境の 美術、ヨーロッパ・中極東美術、芸術的工芸、技術文化、民族学に関する、遺産・図像・写真・記録資料を収集することです。当機関は、1960年代に始まるポーランド現代美術の国内最大のコレクションを所有しています。展示は、絵画、版画、ドローイング、彫刻、ガラス工芸、陶器、写真に始まり、コンセプチュアルアート企画、ハプニング記録、ビデオ芸術に至る、すべての美術分野にわたっています。当機関は、絵画・文学・演劇の芸術三分野を結びつける国際企画Ganymed goes Europeを共催しました。https://mnwr.pl/

 

グダンスク国立博物館(MNG)は、遺跡、ポーランド・外国の古美術、近現代美術、ポモジェ地方の民族学、ヨーロッパとヨーロッパ外の文化に関する図像・写真・記録資料を収集しています。博物館コレクションの至宝は、ハンス・メムリンクが描いたオランダ・ルネサンスの傑作『最後の審判』です。当機関は、研究・修復・デジタル化・教育の国際的企画に積極的に参加しています。国際協力の一環として、例えば、バグダッドにおける美術家ワークショップ、ノルウェイ・アイスランド教会の写真記録プロジェクトが実施されました。http://www.mng.gda.pl/

 

シュチェチン国立博物館(MNS)は、常設展示の一環としての収蔵物の展示、特別展示やさまざまな芸術的催事、啓蒙的会合の実施、さらには教育・出版活動を通して、その業務を果たしています。地方公共機関である当博物館は、過去の記憶の管理者でありつつ、生きた文化センター、すなわち、歴史的意識と社会的姿勢を形成するプロセスに能動的に参加する場所です。多文化的・超域的対話の精神と協力の精神において、西モポジェ地方とその住民の地域的・民族的・ヨーロッパ的アイデンティティを構築していますが、その実例は国際企画「共通の遺産、共通の未来」です。https://muzeum.szczecin.pl/

 

クラクフ製塩業博物館ヴィェリチカ(ヴィェリチカ市)は、人類の恒常的遺産と見なされている、ポーランドにおける岩塩採掘の豊かな歴史の保護と普及に全力を傾けています。博物館は己れの仕事を、古い岩塩採掘・製塩、ヴィェリチカとボフニャ市、鉱山技術、岩塩層の地質学、美術と民族学の歴史分野における文化遺産の収集・保存・修復・伝達を通して、実現しています。当機関はまた、地下にある常設展示のほかに、塩坑当局の歴史的本部である、中世の製塩業者の城を管理しています。ヴィェリチカ塩坑は、「ユネスコ文化・自然遺産リスト」に登録されました。当機関は、活発な教育・研究・展示活動を行っています。https://muzeum.wieliczka.pl/

 

マルボルク城郭博物館の仕事は、マルボルク城とその周辺、さらにはそれに直属していたクフィジンとシュトゥムの城郭の重要な文化的遺産の遺産的価値の保護です。城郭博物館の最も貴重な収蔵品の一つは、琥珀芸術品、中世建築、中世彫刻、古い武具甲冑の収集です。マルボルク城は、「ユネスコ無形文化遺産リスト」に登録されています。博物館は、「バルト海沿岸にある城郭・博物館連合」とメンバーです。当機関は、若者のための国際的教育プロジェクトを実施し、学際的研究プログラム「十字軍のエコロジー」などの国際協力プログラムに参加しています。http://www.zamek.malbork.pl/

 

ワンツト城郭博物館は、ポーランドの最も美しい貴族の邸宅の一つです。素晴らしい住居部分の内装と興味深い馬車のコレクションで知られています。宮殿とその周辺一帯を英国式の絵画的な公園が取り巻き、そこには多数の付属建設と、かつてワンツト邸宅の日常生活と密接な関連があった農業用建設が建てられています。博物館は、危機的状況にある国内外の民族文化遺産の研究・デジタル登録・保護・普及に関連する一連の事業を実施していますが、その一例は、ウクライナの博物館・研究機関との協力です。その他、城郭の空間と公園で、毎年、有名な「ワンツト音楽祭」が開かれ、全世界の傑出した芸術家が参加しています。https://www.zamek-lancut.pl/pl/

 

王家のワジェンキ博物館(ワルシャワ)は、古典主義的史跡と古い庭園から成ります。博物館の主要な課題は、ポーランドの歴史・文化を、その世界史・文化とのつながりと王家のワジェンキの歴史、特にスタニスワフ・アウグスト王の美術コレクションに関する情報普及に傾注しながら、展示することです。当機関は、全世界の傑出した歴史的庭園と博物館の広報を目的とした、国際プロジェクト「世界の庭園」を主催しています。その他、国際的協力機関との協力の下、公園と歴史的庭園を舞台に、さまざまなプロジェクトを実施します。世界的収蔵品のうちでも傑出した作品の展示を可能にする、多年にわたる継続的展示企画「一つの図像展」を実施します。https://www.lazienki-krolewskie.pl/pl 

 

ヤン三世王宮殿博物館(ヴィラヌフ)は、ヤン三世ソビェスキ王とスタニスワフ・コストカ・ポトツキについての記憶の証しとなる事物を保護しています。それらを一般に展示し、両偉人の生きた時代についての知識を広め、古ポーランドの伝統の価値を称え、文化・自然の民族遺産への市民的・愛国的責任感の態度を養成します。ICOM(国産博物会議)と協力して、文化遺産保全手続きの形成に積極的に参加し、文化機関の社会的環境・風景への意識向上に努めます。博物館は、古ポーランド史・文化を主題とする展示・セミナーを実施し、外国語での研究・一般向け書籍を刊行し、それとともに、国外にあるポーランド外交・文化機関が活用する、再建を含む歴史的再建プログラムを通して、文化的外交を後援しています。https://www.wilanow-palac.pl/

 

ワルシャワ王城は、歴代の王たちの旧居であり、(ポーランド・リトアニア)同君連合下院の本拠です。レンブラント、カナレット、バッチャレリ、マテイコなど、ポーランドで最も価値の高い美術品収集の一つを有しています。豪華に設えられた内装は、訪れる人たちを、ヤギロン、ヴァザ、サス、スタニスワフ・アウグスト王の時代に連れていきます。当機関は、国際的な博物館プロジェクトを実現しています。視察旅行や「王の食卓にて」という催事(歴史的な食事の試食会)に関連する講義を実施しています。https://www.zamek-krolewski.pl/

 

ヴァヴェル王城はクラクフに位置しています――かつてのポーランドの首都、何世紀にもわたる王たちの拠点であり、ポーランドの国家性の象徴です。収蔵品の中には、絵画、版画、彫刻、織物、禁制品、武器甲冑、陶器、家具など、貴重な品々があります。広間には、ジグムント・アウグスト王の収蔵品であったタペストリーやランツコロンスキ家の収蔵品であった素晴らしいルネサンス様式のイタリア絵画が展示されています。当博物館が収蔵品を公開している場所は、常設展示がある城内のいくつかの部屋と屋外です。王宮は、活発な展示・教育・修復活動を行っています。当機関は、長年にわかる国際プログラムの一環として、かつてのポーランド共和国東方辺境の共通の文化遺産の調査・復元を行っています。https://wawel.krakow.pl/

 

ワルシャワ国立技術博物館(NMT)はポーランド最大の技術博物館です。NMTの活動の目的は、ポーランド国家の端緒に至るポーランド技術発展を記録する物質的証拠を、将来の世代のために保存することです。当機関は、技術発展に伴う出来事を忠実かつ公平に記述し、現代人にポーランド技術思想の転変の業績と道程を提示することに努めています。貴重な展示品、写真記録、多くの機械・装置の設計図の中に、エニグマ暗号機やユゼフ・ピウスツキ元帥のキャデラックがあります。博物館は「技術史との出会い」ワークショップを主催しています。http://nmt.waw.pl/

 

シロンスク・ピャスト家博物館(ブジェク)は、シロンスク・ピャスト家をめぐる諸問題とシロンスク地方の歴史的地域におけるピャスト家の伝統を研究し、ブジェク市とブジェク地方の過去に関連する事物を収集します。展示事業を行います。同時に、児童・青年・大学生・高年齢者を対象にした授業とワークショップを実施します。ワークショップはブジェク市、シロンスクのピャスト時代の過去、歴史史料、ゴチック・ルネサンス・バロック美術作品の解釈、そして博物館の収蔵品をよりよく知ることを容易にします。http://zamek.brzeg.pl/

 

アルフ・コヴァルスキ記念ミェンジジェチ地方博物館は、17・18世紀棺桶の肖像画・碑文・家紋のポーランド最大のコレクションを展示しています。当機関の主要な課題は、ミェンジジェチ地方並びにかつてのビェルコポルスカ・ブランデンブルク・シロンスク境界地域の技術・美術・考古学に関連する意識と記録資料、上記地域に特徴的な古ポーランドの葬送儀礼の収集と調査です。博物館は、ビェルコポルスカ・ブランデンブルク・シロンスク境界地域の多文化性がテーマのプロジェクト「コメニウス」の一環として、国際ワークショップを主催しています。http://www.muzeum-miedzyrzecz.pl/

 

国立海洋博物館(グダンスク)(NMM)は、航海・造船・海洋芸術・漁業に関する遺跡の収集・修復・デジタル化を行い、ポーランドの海洋史についての知識を広めます。海洋考古学、遺跡の修復・デジタル記録・再建分野における研究活動を行います。NHMは、バルト海地域文化遺跡委員会の作業に参加します。当機関は、他のバルト海沿岸国家の博物館と積極的に協力します。バルト海の空間開発計画に注力するバルト海地域総合海洋文化遺産管理(BALTICRIM)、古い造船技術と中世初期の港湾移籍に関するデータベース制作を目的とするナヴィスⅠとナヴィスⅡという国際プロジェクトを実施しています。https://www.nmm.pl/

 

ウッチ美術博物館(MSL)の努力は、収蔵品として集められている作品を多種多様な文脈において展示すること、進歩的な芸術現象の広報、社会生活の本質的要素としての美術の役割強化に集中しています。当機関の主たる業務は、コレクションの収集・修復・調査、さらには芸術的事業の実施、及び広義での学術・教育・広報活動を通して、実現されます。美術館の歴史と前衛美術の歴史との密接な関連を考慮に入れ、博物館の活動の中で特に置いているのは、進歩的な芸術現象の広報と、その作者との協力です。国際協力の一環として、記録保管提供の現代的方法についての議論に参加し、美術創造に伴うアーチファクトの保管・デジタル化におけるすぐれた実践の共有を目的とする、「創造的記録保管所――ウッチ・ロンドン」を実施しました。https://msl.org.pl/

ワルシャワ現代美術館は、最新の美術研究を行い、美術作品の収集品を集めます。博物館によって作られた現代美術コレクションは、地域的・グローバル的に起こりつつあるダイナミックな現象・経過の記録です。美術の領域を超えつつ、常にその中に自らの源泉を見出すような、出会いと相互的インスピレーションと内省の空間を作り出します。活動の基盤は、展示会の運営、出版、教育・研究プログラムにあります。当機関は、近代・現代美術を研究する機関連合L’Internationaleのメンバーになりました。この事業の一環として、連合加盟博物館や他の欧州機関と協力しています。https://artmuseum.pl/pl

 

ザヘンタ――国立美術画廊の仕事は、文化的・社会的生活の本質な要素としての現代美術についての知識を普及させることです。画廊は多数の特別展を主催します。百年以上前に建設された当画廊では、マルレーネ・デュマス、ズビグニェフ・リベラ、タデウシュ・カントル、草間彌生、ヴィルヘルム・サスナルなど、ポーランド内外の傑出したアーティストの作品が展示されてきました。ザヘンタの仕事は、世界で最も重要な美術フェスティバルの一つである、ヴェネツィアの美術ビエンナーレ・建築ビエンナーレにおけるポーランド館の展示の芸術・組織面監督を行うことです。画廊はまた、児童・青年だけでなく、成人観客をも対象にした教育活動を行い、1945年以降のポーランド美術界についての情報を収集しています。https://zacheta.art.pl/pl

 

ユゼフ・ピウスツキ博物館(スレユヴェク)は、元帥の人物像と彼が信奉していた価値観――民族的矜持、愛国的態度、国のための仕事への献身、伝統への尊敬を示すことを通して、その業務を果たします。当機関は「ユゼフ・ピウスツキ博物館(スレユヴェク)青年評議会」を設立しました――ポーランドで初めての青年だけから成る博物館顧問委員会で、文化機関における若い観客の要請に応えることを可能にし、青年たちが博物館の所蔵品を基に自らの企画を立てることを助けます。当機関は、毎年ウクライナのクシェミェニェツで開かれる学会「二文化対話」を企画運営しています。元帥の生誕150周年を機に、博物館は展示「ポーランドとヨーロッパの国家指導」を作成し、外国で展示されました。https://muzeumpilsudski.pl/

 

ヨハネ・パウロ2世とヴィシンスキ首座大司教博物館は、カロル・ヴォイティワとステファン・ヴィシンスキの人物についての知識普及に携わっています。博物館は、二人の類稀な人物の幼年時代・両親・召命・教会における人生行路についての物語を伝えます。展示されている二人の言葉の引用と動画を通して、二人は単なる教会高位聖職者ではなく、生きた教師になります。二人が経験した家族の悲劇に対する姿勢、困難な歴史的事件への反応、迫害者に対する態度は、その普遍性によって私たちにインスピレーションを与えます。博物館は他の博物館やイタリアの研究センターと協力し、国際視察団を共同で結成します。https://mt514.pl/

 

第二次世界大戦博物館(グダンスク)は、第二次世界大戦史、特にポーランドが舞台となったその端緒を特に重視しながら、それに関する収集を行い、公開します。博物館は、展示・普及・教育・出版活動を行います。当機関の目的は、第二次世界大戦がポーランド人とポーランドの経験の観点から、現代的な方法で提示されるような歴史的物語を形成することです。その際、なによりも戦争の現実、二つの全体主義的体制によるポーランド戦争の悪夢に対する人々の姿勢という観点から、当時の大いなる政治を考慮に入れます。博物館はまた、第二次世界大戦という20世紀最大の武力衝突に関わった他の民族の戦争中の運命も研究しています。国際的規模での展示・教育・文化企画を行いますが、それに数えられるのは、展示「大洋の向こうから来た百万人」、国際会議「世界戦争博物館会議」、並びに児童・青年の外国旅行「視点を変えながら」です。https://muzeum1939.pl/

 

ウルム家記念第二次世界大戦中ユダヤ人を救済したポーランド人博物館(マルコヴァ)は、その業務を、ドイツ占領時代に自らと自らの家族の命の危険を冒して、ユダヤ人を助けたポーランド人の英雄的態度を示すことを通して、実現します。その他、ホロコースト時代におけるポーランド・ユダヤ関係を示し、マルコヴァのウルム家の運命についての知識を普及させます。これは、ホロコースト時代に占領されたポーランドにおけるユダヤ人救済を専門にする最初の博物館です。博物館は、国際視察団を主催し、ホロコースト時代におけるユダヤ人を救済したポーランド人、ホロコーストの悲劇、ポーランド・ユダヤ関係についての移動展の作成にあたります。https://muzeumulmow.pl/pl/

 

国立アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館(オシフィエンチム)の任務は、アウシュヴィッツ強制収容所の後に残された動産、それと関連したアーカイブ資料などの収集品を集めること、アウシュヴィッツ強制収容所跡の保全、将来の世代にアウシュヴィッツ強制収容所の歴史を広めることです。ナチス・ドイツの旧強制絶滅収容所は、ユネスコ世界文化支援遺産リストに登録されています。博物館には、全世界の多くの帰還と協力しているアウシュヴィッツ・ホロコースト国際協力センターが活動しています。当機関は、教育・記憶・学術研究・文献調査に関連した、国際・文化間・宗教間プロジェクトを実施します。当機関の幅広い活動の一例は、全世界の教師・教育者が参加する「国際夏期アカデミー」です。http://www.auschwitz.org/

 

マイダネク国立博物館(ルブリン)は、第二世界大戦継続中にすでに設立された、世界唯一の戦死者についての博物館です。マイダネク強制収容所、ベウジェツとソビブルの絶滅収容所という三つのドイツ軍によるホロコーストの現場に残された戦死者の跡を管理します。自らの活動においては、ルブリン地方におけるドイツ占領についての歴史教育を理論・実践において発展させることに特に重点を置いています。博物館の教育活動は、現実の場所に記された歴史の積極的認識と教育に基づいています。活動はまた、会議とワークショップ特別プログラムの策定、青年のための歴史的ワークショップ・成人のための視察旅行の運営、国際教育・歴史プロジェクトの実施を含みます。国際的活動の一例は、当機関とベレフェルドのフリードリヒ・フォン・ボーデルシュヴィング記念ベテル学校との協力です。http://www.majdanek.eu/pl

 

シュトゥットホーフ博物館(シュトゥトヴォ)は、元ナチス・ドイツのシュトットホーフ強制収容所があった場所に位置しています。数世紀にわたる博物館の職員たちは、数千人の犠牲者の犯罪と苦悩についての記憶の守護者になりました。文化遺産の保存と保護への配慮において、教育・普及・展示・学術・記録活動が行われています。「西ヨーロッパのドイツ強制収容所におけるポーランド人の運命」プログラムの一環として、当機関は、西ヨーロッパのドイツ軍強制収容所における私たちの同胞の悲劇的運命に関連する、文書などの記録を集めています。博物館はまた、定期的な学会や国内外の博物館学者会議「記憶フォーラム」を主催しています。http://stutthof.org/


ポーランド・ユダヤ人歴史博物館ポリンは、ポーランド・ユダヤ人の幾世紀にも及ぶ歴史を展示する機関です。博物館の主要な任務は、ポーランド・ユダヤ人の歴史の記憶の想起と保護、開放性・寛容・真実の理念に忠実であることによって、ポーランド人とユダヤ人、ヨーロッパと世界社会における相互理解と尊敬に寄与することです。活発な展示・教育活動を行います。多方向的な外国との協力に関連して、当機関は、10か国語に翻訳された、特別展「生命を危険にさらして――ホロコースト時代にユダヤ人を救済したポーランド人」などを実施しました。ユダヤ博物館のプログラムの一つは、「グローバル教育奉仕プログラム」(GEOP)で、その一環として、国際ワークショップ、学界、講義、セミナーが開かれています。https://polin.pl/pl