Thesaurus Poloniaeはポーランド文化国家遺産スポーツ省の3か月間奨学金プログラム、2009年秋からクラクフの国際文化センターによって実施されています。プログラムの対象となるのは、ポーランド共和国と中央ヨーロッパの文化・歴史・多文化遺産の研究を行っている国外の研究者です。私たちがプログラム参加へのご招待をさし上げるのは、文化遺産の管理・保護、そして歴史・社会学・民族誌学・文化人類学などの分野の理論的研究に従事している研究者です。
Thesaurus Poloniaeは二つのカテゴリーで実施されています――博士号を持つ大学教授・講師のためのシニア・プログラムと博士号取得を目指す人のためのジュニア・プログラムです。これまでにプロジェクトには、33か国(アルメニア、オーストリア、アゼルバイジャン、ベルギー、ベラルーシ、ブルガリア、中国、クロアチア、チェコ、エジプト、エストニア、フランス、ジョージア、スペイン、イラン、日本、カナダ、リトアニア、ラトビア、マケドニア、モルドバ、ドイツ、ロシア、ルーマニア、セルビア、スロバキア、シリア、ウクライナ、アメリカ合衆国、ハンガリー、イギリス、イタリア、メキシコ〔国名のポーランド表記によるアルファベット順〕)の研究者113名が参加しました。資格を与えられたプログラム参加者は、奨学金(シニア・プログラム参加者には月額3500ズウォティ〔およそ770ユーロ〕、ジュニア・プログラム参加者には月額2500ズウォティ〔およそ550ユーロ〕)を受け、それに加えて書籍・教材購入のために、1回限りの助成金(1500ズウォティ〔約330ユーロ〕)が1回目の奨学金と同時に支払われます。
国際文化センターは、付属図書館(http://www.mck.krakow.pl/page/informacje-dla-czytelnikow)――閲覧室にはインターネット接続のあるコンピューター席が設備されています――の利用を可能にし、さまざまな文書庫と図書館へのアクセス支援を与え、同時にクラクフの研究・文化諸機関からの教育・研究上の申し出を提供します。奨学生には、市中心部にある設備の行き届いた個人用スイートルームが保証されます。
国際文化センターは毎年、2クールに分けて奨学生募集を行います* プログラム第1クールに関する参加者募集は、規定により、当該年11月1日から12月15日の期間に開始し、12月31日から翌年2月15日の期間に終了します。募集期間は最短で6週間です。第1クールでの奨学生のクラクフ滞在は3か月間継続し、翌年3月初めから7月末までの間に実施されます。
第2クールへの募集は、規定により、当該年の5月1日から6月15日の期間に開始し、6月30日から7月15日の期間に終了します。募集期間は最短で6週間です。第2クールでの奨学生のクラクフ滞在は3か月間継続し、同年9月初めから12月末までの間に実施されます。
* COVID19蔓延により、秋プログラムへの募集は中止されました。
正確な募集期間は、毎回、国際文化センターのインターネットHPに発表されます。
奨学生の最終的な人数は、募集委員会が、提出された申請書の内容的価値と当該年にThesaurus Poloniae実施に当てられる予算額を考慮して、定めます。
募集委員会のメンバーには、国際文化センター、文化国家遺産省、ヤギェロン大学、クラクフ経済大学の代表が加わり、申請書送付の締切りから14日以内に召集される委員会において、送付された申請書を評価します。
奨学生募集に参加した候補者には、委員会の審議終了から3日以内に電子メールまたは郵便で、募集結果についての連絡があります。
Thesaurus Poloniae奨学金への応募にご関心をお持ちの方は、上記期日間に国際文化センター宛に、以下の書類をお送りください――経歴、ジュニア・プログラム参加応募者の場合は2名の指導教授の推薦状、そしてクラクフ滞在中に実施を計画している研究プログラムの前提条件を述べる小論(500語以内)。申請書は消印有効です。追加情報をお求めになりたい場合は、電子メールアドレス(thesaurus[at]mck.krakow.pl)にご連絡ください。
運営者は、個々の奨学金プログラム候補の不合格理由を開示しない権利を持っています。
申請書は電子メールまたは郵便にて、以下にお送りください。
Program stypendialny Thesaurus Poloniae
Międzynarodowe Centrum Kultury
Rynek Główny 25
31-008 Kraków
Poland