21.11.2022 ニュース

『Youth Spirit of Dance ――シベリア孤児の物語』日本公演

ポーランドのシベリア児童の日本からポーランドへの帰還100周年に合わせて、ポーランドと日本の若いダンサーが参加する一連のダンス・ステージ『Youth Spirit of Dance ――シベリア孤児の物語』が催されました。各地を巡演する中で、若いアーティストたちは敦賀(11月4日)、姫路(11月4日)、東京のシアターX(カイ)(11月14日)で舞台に立ちました。企画の目的は、ダンス・振付け・音楽分野におけるポーランド文化の実績の広報、ポーランド・日本関係におけるこの極めて友好的な歴史の一コマを讃えることです。

ステージの演出はヴィェスワフ・ドゥデク――KGHM選定「ポーランド文化大使」の称号(2021)その他、数多くの賞を獲得しています。第一部では、伝統的なポーランド民俗舞踊から、バレエ、さらにはモダン・ダンスまでさまざまな種類のダンスが披露されました。

公演の後半は、1000名近いポーランド人児童の真実の物語をヒントに、ゾフィア・チェフレフスカ、クリスティナ・フロンツコヴャク、ヴィェスワフ・ドゥデクが振り付けた、バレエによる感動的な印象画です。ポーランドのシベリア流刑者の孤児は、日本政府と日本赤十字社からの後援を受けた極東児童救済委員会によって1919-1923年に救出されました。

若いアーティストたちの日本滞在の締めくくりは、駐日ポーランド共和国大使館訪問、そしてウルシュラ・オスミツカポーランド広報文化センター所長とエルジビェタ・ミレフスカ駐日ポーランド共和国大使夫人との面談でした。続いて、100年以上前にポーランドのシベリア児童を保護した社会福祉法人福田会訪問でした。またとない記念となったのは、100年前も今も同じ福田会の丘で撮影された子どもたちの写真です。

本プロジェクトはポーランド共和国文化国家遺産省、アダム・ミツキエヴィチ・インスティトゥート、ポーランド広報文化センター、そしてポーランドと日本の多数の協力者の支援により実現しました。

写真:ダミアン・ガイェフスキ

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