2024年はワルシャワ蜂起80年。
その記念関連事業である本展は、首都の崩壊に焦点を当て、占領下ワルシャワの姿をありありと描写しています。第二次世界大戦時のワルシャワとポーランドの運命と、同様に広く知られている、原子爆弾の投下により壊滅的な被害を受けた広島との関連が提示されています。
そして、廃墟から立ち上がり、今日では近代的でダイナミックな大都市となったワルシャワの復興が最終章のキーワードとなっています。
この展示の核となるのは、マルチメディアで見ることのできる、廃墟と化したワルシャワの都市の再建を支えた人々、爆撃された首都のありさまを描写するパイロットの証言など、数々の目撃者の証言です。また、短編映画『廃墟の街』の上映もあります。内容はすべて日本語です。
日本語による館内ガイドも実施予定です。
2023年11月16日(木)~2023年11月11日(月)ーー1階
2023年12月15日(金)~2024年2月5日(月)ーー3階
*12月29日(金)~1月3日(水)は休館
入場無料
開催場所:旧日本銀行広島支店(広島市中区袋町5-21)
主催:ワルシャワ蜂起博物館、アダム・ミツキェヴィチ・インスティチュート
共催:広島市、ポーランド広報文化センター
★オープニングセレモニーと、記念コンサート(ピアノソロコンサート。演奏:マレック・ブラハ)に皆様をご招待いたします。
オープニングセレモニー:11月15日(水)14:00~ 於:旧日本銀行広島支店
記念コンサート:11月15日(水)18:30~ 於:WAKOゲバントホール
ご参加をご希望の方は、11月10日までにメールでお申し込みください。お名前(ふりがな)、お申込内容、ご連絡先を明記願います。
宛先: tokio@instytutpolski.pl
この展覧会のサイドイベントとして、映画上映会が開かれます。
「ワルシャワ蜂起 メモリアル上映会」
2023年11月17日(金)、18日(土)、19日(日)
広島映像文化ライブラリー(広島市中区基町3-1)
上映作品は、ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダが若干31歳の時に監督した代表作で、レジスタンス対独ゲリラ戦を描き、1957年カンヌ国際映画祭で審査員賞特別賞を受賞した『地下水道』、『聖なる犯罪者』が第92回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど話題を呼んだ現代ポーランド映画の新鋭、ヤン・コマサ監督による『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』と『ワルシャワ蜂起』の3本です。
戦後のポーランドを生きた、そして現代を生きるふたりの映画監督が徹底的に映し出す、人々が見た地獄、生々しい記憶、悲劇の歴史。事実とフィクションが混じり合いながら、三つの映画は戦争の限りない恐ろしさと虚しさをもって、今を過ごす我々に語り掛けてくることでしょう。
上映スケジュール
11/17(金)14:00『地下水道』
17:30『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』
11/18(土)14:00 『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』
18:00 『ワルシャワ蜂起』
11/19(日)10:30『地下水道』
14:00『ワルシャワ蜂起』
■11月17日(金)各作品上映前に、ヨアンナ・サドフスカ(ワルシャワ蜂起博物館)による15分程度の紹介挨拶有。 *通訳が入ります。 ■11月18日(土)、19日(日)各作品上映前に、ウルシュラ・スティチェック・ボイエデ(広島大学・学術博士)による15分程度の紹介挨拶有。 *日本語で行います。 ※登壇者の都合により中止になることもございます。