14.10.2024 イベント, ニュース, 文学

講演会 「ヘルベルトの詩の世界」

ヨーロッパ文芸フェスティバル2024年関連イベント

 

駐日欧州連合代表部、在日EU加盟国大使館およびEUNIC-Japan(在日EU加盟国文化機関)の主催で開催される同フェスティバルは今年で8回目を迎えました。
ヨーロッパ文学を日本の皆さまに紹介することを目的に開催されている本フェスティバルでは、ヨーロッパ各国の作家や専門家が日本語翻訳家、研究者と共に朗読やプレゼンテーション、対談、ディスカッションなどを行う多数のプログラムが予定されています。

1924年にルヴフ(現ウクライナ・リヴィウ市)で生まれ、1998年にワルシャワで没したズビグニェフ・ヘルベルトは、20世紀後半のポーランド語文学を代表する詩人の一人で、何年もノーベル文学賞の候補にもあがっていたものの、残念ながら日本では知られていません。詩人の生誕100年にあたる今年、初めて日本語訳詩集が出版され(未知谷 刊)、その豊かな詩の世界を覗くことができるようになりました。今回は翻訳者関口時正ご本人による解説を聞きます。

Zbigniew Herbert, fot. A. Jałosiński/Forum

講演タイトル:「生者と死者、物質と非物質、私と私でないものをつなぐ言葉――ヘルベルトの詩の世界」(講師:関口時正)

日時:2024年10月14日(月・祝) 開場 14:30/講演会 15:00~16:30 
会場:イタリア文化会館(東京都千代田区九段南2-1-30)
主催:ポーランド広報文化センター

参加申込:https://forms.gle/67TLV7uqLtvYowjD8

お問い合せ:tokio@instytutpolski.pl (ヘルベルトの詩の世界)

*入場無料

 

<講師・翻訳者プロフィール>
関口 時正
東京生まれ。東京大学卒。1974~1976年、ポーランド政府給費留学(クラクフ)。1991~2013年、東京外国語大学教員(ポーランド文化)。現在同大名誉教授。共著に『白水社ポーランド語辞典』、著書に『ポーランドと他者』(みすず書房)、『完全にポーランド的ではないエッセイ』(ポーランド語/Universitas)、訳書にコハノフスキ『挽歌』、ミツキェーヴィチ『バラードとロマンス』、『祖霊祭 ヴィリニュス篇』、プルス『人形』(以上、未知谷)、イヴァシュキェヴィッチ『尼僧ヨアンナ』(岩波文庫)、レム『主の変容病院/挑発』(国書刊行会)、共訳書に『ショパン全書簡』シリーズ(岩波書店)など。これまでに〈読売文学賞〉(2017年)、〈フリデリク・ショパン協会賞〉(2019年)、The Polish Book Instituteより贈られる〈トランスアトランティック賞〉(2021年)をはじめとする栄誉ある文学賞を数多く受賞している。

Tokimasa Sekiguchi, fot. Natalia Tsai

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