23.04.2025 イベント, その他, ニュース, 音楽

【レポート】大阪・関西万博2025関連文化イベント報道発表会

去る4月17日、駐日ポーランド共和国大使館にて、ポーランド広報文化センターとポーランド投資・貿易庁(PAIH)、アダム・ミツキェヴィチ・インスティチュート、国立フリデリク・ショパン研究所の共催で、現在開催中の大阪・関西万博2025関連文化イベント報道発表会が実施されました。

会のオープニングとしてポーランド広報文化センターのウルシュラ・オスミツカ所長から挨拶があった後、2025年大阪・関西万博のポーランドセクション次長(長官代理)を務めるマルタ・ジェリンスカ氏から万博会期中のポーランド文化関連企画について紹介がありました。

ポーランド各地域のPR企画やフリデリク・ショパンの音楽に関連したプロジェクトに加えて、今年の万博でポーランドが力を注いできたのが、ポーランド・ジャズのプロモーション。ポーランド投資・貿易庁(PAIH)、アダム・ミツキェヴィチ・インスティチュート、国立フリデリク・ショパン研究所の協力で集まったポーランド・ジャズ・アーティストたちの来日コンサートについて、報道発表会ではマルタ・カルシ=芦田氏とヨアンナ・ピエチコラン氏が紹介を行いました。

9月4日~10日に予定されている「ポーランド文化ウィーク」の期間中、ポーランドのオルタナティブ・エレクトロニック音楽フェスティバルとして世界的に知られている「Unsound Festival」が初めて日本で開催されます。万博会場のポーランド・パビリオンのみならず、大阪Blue Yard、梅田CLUB QUATROなどでライブコンサートが予定されており、ポーランドの若手ジャズ・アーティストたちが来日します。EABS/パウリナ・プシビジュ/「ほしい」クバ・ヴィエンツェク/マチェイ・オバラ・カルテット/トマシュ・ヒワ・クインテット/バブーシュキ/アガ・デルラク/二コラ・コウォジェイチク/Sub Silentoほか、多数のアーティストが出演を控えています。

9月5日に万博会場で予定されている「ダンスと音楽の日」では、ポーランド・パビリオンの前でウルシュラ・ドゥジャクのパフォーマンス「パパイヤ」をご覧いただけます。

また8月28日~9月3日の期間に開催予定の「ショパン・ウィーク」では、国立フリデリク・ショパン研究所による企画として、ポーランド出身の作曲家であるフリデリク・ショパンの音楽にインスパイアされたジャズ音楽のコンサートが行われます。アルトゥル・ドゥトゥキェヴィチ・トリオ、LIS+Phew、RGG、アンジェイ・ヤゴジンスキ・トリオが出演予定です。

10月4日~5日には、大阪のなんば広場にて、アダム・ミツキェヴィチ・インスティチュートの推薦アーティスト、キンガ・グウィクおよびパヴェウ・ロマンチュクのグループ「マウェ・インストゥルメンティ」(邦訳「小さな楽器たち」)がコンサートを行います。

今回の報道発表会では、会終盤のサプライズ企画として、若手期待の星でジャズ・ビブラフォン奏者のティモン・コスマがステージに登場しました。また、2024年にポーランド・クラクフで開催された「ザイフェルト国際ジャズ・ヴァイオリン・コンペティション」で見事3位に輝いた石井智大氏も会にご参加いただき、ポーランド滞在の思い出やコンペティションに参加した感想についてお話いただきました。

写真:©Jazz from Poland in Japan/E.Miyaji 

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