親愛なる皆さまへ
日頃よりポーランド広報文化センターの活動にご関心をお寄せいただきありがとうございます。
さて、私は8月31日に当センター所長としての任期を満了するとご報告申し上げます。
4年にわたる在任中、当館にてさまざまな活動を行うなかで、多くの方々に喜んでいただき、また、日ポ間の文化交流がさらに深化したことを嬉しく思っております。ポーランドから多くのアーティスト、演奏家、作家、知識人を招聘しましたが、彼らは、ポーランドを含む外国の文化に敏感で好奇心をかきたてる日本の文化に接し大いに触発されていました。
私自身は2016年末、副所長として来日し、このポーランド広報文化センターでの勤務をはじめましたが、2018年の2月から所長となり、同年のポーランド独立回復100周年、2019年の日本とポーランド国交樹立100周年、2020年のポーランドシベリア孤児の来日100周年などのさまざまな記念年をお祝いしていた最も忙しい時期でした。しかも、そういった素晴らしい期間の間、ポーランドの紹介および、文化交流を通じて、ますます両国関係を深める機会を与えていただき、大変光栄で、嬉しく思っておりました。
他方、昨年来の新型コロナウイルス感染症の拡大により、困難な状況にも直面しました。その間、皆さまとの関係が失われてしまわないよう、これまでとは違う方策を講じてきましたが、この感染症が一日も早く収束し、以前のように多くの皆さまを当館にお迎えして活動できる日が来ることを切望しております。
その間、こちらでも新しい広報の方法を模索し、SNSやオンラインとハイブリッド形式で企画とイベントを開催を学び、その中で、ポーランドのPRをますます広げることができたと感じました。
最後になりますが、ポーランド広報文化センターの全体の活動は大変優れたセンターの職員一同のおかげであり、パヴェウ・ミレフスキ大使をはじめポーランド共和国大使館、ポーランド観光局、ポーランド投資貿易庁と在ポーランドのさまざまな文化機関のご協力で、多くの企画を実現できました。この場を借りて携わってくださった皆様に心からお礼申し上げます。
今後ともポーランドのことを親愛し続けていただき、そしてポーランド広報文化センターの活動を応援をしていただき、開催される企画にぜひご参加いただければと願っております。
いつも暖かく応援をしてくださった皆様、企画の実現の過程や、ほかのさまざまな場面で多大なるご協力をしてくださった皆様に深く感謝及び御礼申し上げます。
別の立場で、別の場面でお目にかかれることを楽しみにしております。
なお、9月1日付でウルシュラ・オスミツカ参事官が新所長として就任します。温かくお迎えいただけましたら幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
2021年8月31日
Maria Żurawska
マリア・ジュラフスカ
写真撮影:マチェイ・コモロフスキ