JAZZ PO POLSKU~ポーランドのジャズ~「世界一周」プロジェクトの一環として、ピョートル・ダマシェヴィチ(トランペット、キーボード)とアレクサンドラ・クリンスカ(ヴァイオリン)が、5月18日、東京の六本木ヒルズアリーナにて、第15回ポーランド・フェスティバルに出演しました。このイベントは、ポーランド広報文化センターが、在日ポーランド共和国大使館、在日ポーランド商工会議所の協力を得て主催しているものです。ダマシェヴィチとクリンスカはデュオでの演奏に加え、ヴォイテク・マゾレフスキ(エレキベース・ウッドベース)とヨアンナ・ハルシュカ・ソコウォフスカ(ヴォーカル)とのコラボ企画でもステージに登場しました。上記のジャズアーティストたちは、5月17日にJazz Spot Intro(高田馬場)にて、また5月21日にはライブハウス「晴れたら空に豆まいて」(代官山)でも演奏しました。
ダマシェヴィチとクリンスカのデュオは、ジャズ、現代クラシック音楽、また即興演奏にインスピレーションを受けた音楽が特徴。ピョートル・ダマシェヴィチは作曲家、トランペット奏者、マルチ・インストゥルメンタリスト、教育者、国際的な音楽プラットフォームのキュレーターであり、2013年にフリデリック賞を受賞しています。アレクサンドラ・クリンスカは、クラシック音楽とジャズに特化したヴァイオリニスト、また作曲家でもあります。
JAZZ PO POLSKU~ポーランドのジャズ~「世界一周」プロジェクトは、ポーランド・ジャズ財団が企画するもので、ポーランドのジャズアーティストたちが3年間に4大陸で100回以上のコンサートを行う国際コンサート・ツアーという形で実現されます。このプロジェクトは、1834年から1843年にかけてポーランド人として初めて世界一周を果たし、地質学的・地理学的研究を行い、現代世界に関する知識の普及に貢献したポーランドの旅行家、パヴェウ・エドムント・ストシェレツキの功績にインスピレーションを受けたもので、プロジェクトは2023年5月に始まり、2025年末まで実施される予定です。これまでに17カ国で100のイベントが開催され、16のグループが参加しました。
ピョートル・ダマシェヴィチとアレクサンドラ・クリンスカのデュオによる来日コンサートは、ポーランド・ジャズ財団がポーランド広報文化センターと協力し、さらにポーランドと日本のパートナーの支援を受けて実現しました。名誉後援者はポーランド共和国外務大臣となっています。また、プロジェクトのパートナーとして、 アダム・ミツキェヴィチ・インスティチュート、LOTポーランド航空、ポーランド産業開発基金も本プロジェクトに関わっています。
写真(ポーランド・フェスティバルにて撮影):ポーランド広報文化センター/ユスティナ・フレイフト