ポーランド広報文化センターからの招待、そしてマウォポルスカ県の助成により、民俗舞踊団ミストコヴィアニェの来日が実現しました。舞踊団は5月15日に、高崎市と公益財団法人 高崎財団の協力のもと、高崎芸術劇場にて公演を行いました。高崎芸術劇場には500の客席が用意されていますが、当日の観客数はその2倍以上。大きな拍手で迎え入れられ、公演は大成功を収めました。
高崎市は、ポーランドと長年にわたって親密な関係を築いてきました。昨年、高崎市はポーランド伝統舞踊団「イステブナ」を、2018年には歌手アンナ・マリア・ヨペクをそのステージに迎え、また2020年にはホストタウンとして、東京オリンピック出場を控えたポーランドのオリンピック選手団を受け入れました。
5月18日には、東京で開催された「ポーランド・フェスティバル」のステージにミストコヴィアニェが出演し、見事な舞踊と歌、器楽演奏を披露しました。フェスティバルでは、ステージ出演の合間に、舞踊団のメンバーがポーランド・マウォポルスカ地方に伝わる刺繍のワークショップも行いました。
民俗舞踊団ミストコヴィアニェは、1984年にミストクフ村(マウォポルスカ県)で結成されました。舞踊団が扱う楽曲のほとんどは、現地でのフィールドワーク中に発見されたものや、舞踊団の最年長メンバーたちによって受け継がれたユニークなものです。メンバーたちは通常、ミストクフ村の伝統衣装を着てステージに立ちますが、今回の来日公演では、周辺地域特有の民族衣装も特別に加えて準備してくれました。
写真:ポーランド広報文化センター/ユスティナ・フレイフト(東京)
写真:マウォポルスカ県県庁(高崎)