10月16日、駐日ポーランド共和国大使館において、展覧会「《若きポーランド》――色彩と魂の詩(うた) 1890-1918」に関する報道発表が、同展共同主催者およびメディア・パートナーの皆さまの協力を得てポーランド広報文化センターの主催で行われました。
ポーランド広報文化センター所長による歓迎の辞の後、同展覧会の主要な主催者である京都国立近代美術館(MoMAK)館長 福永治氏およびクラクフ国立博物館(MNK)館長アンジェイ・シュチェルスキ氏がそれぞれあいさつを述べました。発言の中で強調されたのは、同店のスケールの大きさと、今回展示されるポーランドの芸術品の90%以上が日本で初めて展示されるものであるということでした。
次いで、アンジェイ・シュチェルスキ館長より、クラクフ国立博物館の歴史と事業の概要、博物館の豊かなコレクションについて、そしてさらに亡国のポーランド人が民族的アイデンティティを強く保つうえで〈若きポーランド〉の時代の芸術が持った意味について、プレゼンテーションが行われました。現在東京の三菱一号館美術館館長を務められている同展キュレーター池田祐子氏からは、展覧会の概要と構成、および展示予定のコレクションから最も注目すべき作品についての解説が行われました。その後、質疑応答および個別インタビューが実施されました。
《若きポーランド》展、オープニング・セレモニーは2025年3月24日実施予定。
会期は2025年3月25日~6月29日、京都国立近代美術館(MoMAK)にて開催。
本展覧会は、ポーランド共和国文化・国家遺産省の名誉後援ならびにポーランド共和国外務省および日本外務省の後援を受けています。
当展のメイン主催者は、ポーランド側がクラクフ国立博物館(ポーランド共和国文化・国家遺産省による助成事業)、日本側が京都国立近代美術館およびメディア・パートナーであるNHK京都放送局、NHKエンタープライズ近畿、京都新聞となっています。
当事業はポーランド広報文化センターの支援と協力により実現されています。
本展は、ポーランド共和国文化・国家遺産省の助成を受けて実施します。
本展は、EXPO2025大阪・関西万博ポーランドパビリオン関連イベントの一環としてポーランド投資・貿易庁との協力により開催します。
この展覧会はポーランドがほこる《若きポーランド》時代の傑作(ユゼフ・メホッフェル、ヴワディスワフ・ポトコヴィンスキ、ユゼフ・パンキェーヴィチ、ヤツェク・マルチェフスキ、ユリアン・ファワト、オルガ・ボズナンスカ、スタニスワフ・ヴィスピャンスキ、レオン・ヴィチュウコフスキ、ヴワディスワフ・シレヴィンスキ、ゾフィア・ストリイェンスカらの作品)およびその先達であるヤン・マテイコの絵画を一堂に紹介するものであり、これほどの規模での開催は日本で初となります。本展の制作にはポーランド側がMNKのウルシュラ・コザコフスカ=ザウハ、日本側がMoMAKの池田祐子の2名のキュレーターがあたりました。MoMAKとMNKおよびワルシャワを含むポーランド各地の国立博物館や個人収集家らの協力により、本展では130以上におよぶポーランドの芸術品をご覧頂くことができます。絵画を中心に、家具やテキスタイル、手工芸品に至るまで、19世紀末から20世紀初頭にかけて花開いたポーランド芸術の神髄が並びます。
また、ポーランド広報文化センターでは展覧会主催者とも協力しながら、コンサートや映画上映、文芸書や歴史書の出版、専門家による講演会や交流会など様々な関連イベントを開催して行く予定です。
当展覧会の公式Webサイトはこちらです。是非ご覧ください!
写真:ポーランド広報文化センター/ミヤズ・ススム