中欧4ヶ国、チェコ・ポーランド・ハンガリー・スロバキアの文化・政治協力機構であるV4(ヴィシェグラード・グループ)の在日政府機関による共同イベント『中央ヨーロッパの持続可能なデザイン』をFacebookにて行います。私たちを取り巻く世界の環境は日々大きく変化していますが、優れたアーティスト、デザイナー、起業家、その他多くのクリエーターたちが社会問題や環境問題を解決しようと、積極的に活動しています。新しいアイディアを生み出し、より良い持続可能な世界の実現に取り組んでいるV4のアーティストたちをご紹介します。
動画配信は以下の通り、Facebookページにて行われます。
①チェコ共和国
配信日時:2020年6月25日(木)18:30~
配信元:チェコセンター東京・Czech Centre Tokyo
https://www.facebook.com/czechcentretokyo/
Herrmann&Coufal
https://herrmanncoufal.com/
公共空間設備からインテリア、生活雑貨など、多岐にわたる製品デザインに取り組んでいるデザインユニット。誰もが気軽に取り組める「DIY」をテーマに制作された照明『Tension』をご紹介します。
【デザイナーのふたりもチェコからオンラインで参加します!】
動画にコメントいただければ、チェコからお答えいただける予定です。
②ポーランド
配信日時:2020年6月25日(木)19:00~
配信元:ポーランド広報文化センター Instytut Polski w Tokio
https://www.facebook.com/InstytutPolskiTokio/
Biotrem
https://biotrem.pl/en/
ポーランド製の小麦ふすまの革新的な食器のご紹介!
ポーランドでは多くの種類のパンをはじめとする、小麦やライ麦製品が広く食べられています。
ポーランド人が日本に暮らして最も恋しいのは、豊富な種類のパンとチーズ!
大量の小麦粉が生産される一方で、副産物であるふすま(小麦の殻のようなもの)が生み出されます。最近までは、ふすまはほとんど使い道がなく、廃棄されていたのですが、それをポーランドの会社Biotremが一変、「廃棄物」と少しの水を使って、食べても安全、そして土に還る食器を発明しました。これは紙やプラスチックでできた製品に代わる、サステナブルな「使い捨て」食器です。
冷たいアイスから温かいスープまで注ぐことができ、通常のお皿と同じように使用可能です。電子レンジやオーブンでも使用可能。お皿の他に、フォークやスプーンもあります。そして使った後はたった30日で分解されて、堆肥となって土に還る、とても環境に優しいものです。 小麦ふすまの食器を食べて―使ってみませんか。
③スロヴァキア
配信日時:2020年6月26日(金)18:30~
配信元:Slovenské veľvyslanectvo v Japonsku / 駐日スロヴァキア大使館
https://www.facebook.com/SlovakEmbassyJapan/
Human by Design – Slovak Design Center
https://www.scd.sk/?updates&sprava=human-by-design-projects-and-their-authors-and-curators
「Human by Design」は、スロバキアデザインセンターによる持続可能なデザインの学術調査・展示プロジェクトで、発電所からファッションデザインまで、多岐にわたる持続可能なデザインのプロジェクトが対象となりました。プロジェクトでは、デザインや開発にかかわる一般的なテーマの研究も行われました。
④ハンガリー
配信日時:2020年6月26日(金)19:00~
配信元:Embassy of Hungary in Tokyo / Magyarország Tokiói Nagykövetsége
https://www.facebook.com/HunEmbassy.Tokyo/
Sustainable methods in architecture / Imre Makovecz (architect)
https://makovecz.hu/makoveczimre/en/
現在、あらゆる現象は数字とデーターで表現されています。しかし、数字とデーターのみで建物や魂が宿る建築物を表現できるのでしょうか。数字とデーターのみで空間の中で生まれる経験や癒しの空間を表現できるのでしょうか。数字とデーターのみで空間を使う人間やその心を表現できるのでしょうか。統計データーのみで躍動する現代社会を表現できるのでしょうか。正確な答えは私たちの心の奥深くに存在します。
マコベツ・イムレが設計し実現したセビリアの世界万国博覧会のハンガリーパビリオンと、マコベツの教え子チェルニュシュ・ルーリンツが関わり、現在建設中のドバイの世界万国博覧会のハンガリーパビリオンを関連付けることにより、今日さらに行き詰りつつある建築の流行にハンガリーのオーガニック建築が斬新で先駆けていると一義的に答えを出します。精神を表現し時代に先駆けるものは、持続可能でもあります。