10月8日、第10回国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ(日本)が開幕しました(11月27日まで)。芸術祭は、近江八幡市と彦根市、そして琵琶湖(滋賀県)中の沖島で催されます。その目的は、アーティストが古民家や空き家を現代芸術の会場に作り変えることによる「地域再生」とそれらの建築の魅力を新たに発見し、これからの世代に伝えることです。
芸術祭には、日本内外から81名の高名なアーティストが集結しました。ポーランドを代表するのは、ジェシュフ市出身で、現在はパリに拠点を構えるアーティスト ガブリエラ・モラウェッツです。ガブリエラ・モラウェッツは日本でも著名なアーティストです――2020年には、日本美術技術博物館マンガ(クラクフ)において、日本人アーティストの田中誠人と共同で「Leave the Door Ajar (ドアを少しだけ開けておきなさい)」を展示しています。
10月7日のオープニング・セレモニーには、小西理(実行委員長、近江八幡市長)と中田洋子(総合ディレクター)の両氏が出席しました。BIWAKOビエンナーレを主催するのは、独立行政法人日本芸術文化振興会と文化庁です。
BIWAKOビエンナーレは日本の文化界における重要な国際イベントです。ポーランド広報文化センターは、長年にわたり、ポーランド人アーティストの芸術祭への参加を後援してきました。本年度のイベントには、ポーランドの弦楽四重奏団ReVerb Ensembleが出演し、これに合わせて特別に作曲された最新のポーランド音楽の楽曲を披露しました(www.reverbensemble.com)。芸術祭の展示設営にあたっては、ウッチ美術大学のポーランド人学生マチェイ・シコラとマチェイ・ウピンスキが協力しました。
BIWAKOビエンナーレの詳細は:https://energyfield.org/biwakobiennale/en/
写真:ポーランド広報文化センター、マチェイ・シコラ/マチェイ・ウピンスキ