30.05.2022 ニュース

【レポート】シベリア孤児神戸出港から100周年記念イベント

5月22日、広報文化センターのウルシュラ・オスミツカ所長が日本ポーランド協会関西センターのイベントに参加しました。これはシベリア孤児の神戸出港から100周年を記念するものでした。

はじめに藤井和夫先生に対し、今回のテーマでの講演の開催と、日本でこのことについて広め、両国関係を良好に保つことに貢献して下さっていることに対し謝意を述べました。藤井先生は、2020年に開催されたポーランド外務省の歴史書籍コンクールにおいて「ポーランド史の知見を深める最優秀外国語出版」カテゴリーで、「19世紀ポーランド社会経済史―ウッジにおける企業家と近代社会の形成」で第2位に輝きました。

当時の日本国そして日本国民の方々による救援に関し心から感謝を述べると同時に、今日ではポーランドが、戦火を逃れるウクライナの主に女性と子どもに対して支援の手を差し伸べていることにも触れました。ポーランドで第二の家に住みながらも、いつかきっと母国へ安全に戻ってほしいと願っています。100年前に、ポシベリアのポーランド孤児たちがそうであったように。

藤井先生の講演の後は、ピアニストの北中綾子さんによるリサイタルが行われました。北中さんはポーランドでも研鑽を積み、その時のお話や、ポーランドの作曲家(ショパン、シマノフスキ、パデレフスキ)についても触れられました。

写真:日本ポーランド協会関西センター提供

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