11月30日に駐日ポーランド共和国大使館で開かれたクリスマス前の集い(忘年会)によって、スタニスワフ・ハディナ記念ポーランド国立民族合唱舞踊団「シロンスク」は日本公演旅行を打ち上げました。
イベント開会の辞で、ウルシュラ・オスミツカポーランド広報文化センター所長は、ポーランド広報文化センターの協力者のみなさまに、協力と支援のお礼を述べました――そのおかげでポーランドと日本を近づける多くの文化イベントが実現されたからです。所長は、ロシアのウクライナ侵攻により、これがとりわけ活動的で困難な時期であったと力説しました。ウクライナ援助を目的とする事業への支援に対してもお礼を述べ、2023年も――ウクライナが勝利するまで――ポーランド広報文化センターはこうした活動を継続するだろうとの見通しを伝えました。乾杯の音頭を取ったのは、ズビグニェフ・チェルニャク団長。集いには、「シロンスク」団の歌手たちがサプライズ出演しました。イベントには約100名の招待客――主にポーランドと日本からの広報文化センター協力者、文化界とNPO・NGOの代表――が出席しました。
民族合唱舞踊団「シロンスク」は、11月23~30日に、電子音楽、モダン・ダンス、民俗文化からのインスピレーションを一つにした現代的な演目「Folk Solution」を携えて日本公演を行いました。バレエ形式の演目はミハイル・ズプコフが演出し、ラファウ・ザパラが音楽を担当しました。
「シロンスク」団は日本巡演のプログラムとして、敦賀、京都、東京を訪れ、演目「Folk Solution」の他に、アーティストによるショー、観客とのトークイベント、ポーランド民俗舞踊ワークショップが行われました。
これは民族合唱舞踊団にとって2度目となる日本訪問でした――本年6月の1度目において、「シロンスク」は東京でのポーランド・フェスティバル2022に参加しました。
民族合唱舞踊団の日本巡演旅行というプロジェクトは、ポーランド文化国家遺産省の予算から「インスパイアする文化」の一環として助成を受け、ポーランド広報文化センターとポーランド・日本からの協力者の支援で実現しました。
写真:マチェイ・コモロフスキ