13.02.2023 ニュース

ポーランドと日本の大学生による「300 km」展

オルガ・トカルチュクの長篇小説の一部に刺戟されて、ポーランドと日本の若いアーティストがビジュアル・アートを作りました――作品は渋谷区総合文化センター大和田ギャラリー大和田(2812日)とヴロツワフ美術大学ホール(2117日)に陳列されました。927日から108日には、ヴロツワフ市の画廊「現場にある芸術(シュトゥカ・ナ・ミェイスツ)」で鑑賞することができます。

「『300km ~あるテキストからの創造~」と題された展示会は、ヴロツワフ美術大学の書籍アトリエとデジタル印刷・実験技術アトリエ」の学生たち+東京藝術大学版画研究室の学生たちとポーランドのノーベル賞作家オルガ・トカルチュクの協力から生まれました。若いアーティストたちは、オルガ・トカルチュクによって選ばれたテキスト「三百キロ」(『逃亡派』より)(小椋彩訳)を読んだ後に、自らの芸術作品を制作しました。企画の目的は文学テキストがインスピレーションの源であるような独自の書籍または版画連作の創造、そしてさまざまな解釈の文脈を利用することによる美術研究です。
企画の一環として、主催者はポーランド語と日本語で展示図録の出版を計画しています。
東京藝術大学、E・ゲッペルト記念ヴロツワフ美術大学、ポーランド広報文化センターによって催された本イベントは、学際的・異文化間的対話の場となりました。

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