1月28日~2月13日に開催される大阪関西国際芸術祭の一部である「再・解釈」展は、1月28日からご鑑賞になれます。本企画はアダム・ミツキェヴィッチ・インスティトゥートに加えポーランド広報文化センターの後援により実現しました。
「再・解釈」は現代美術のポーランド・日本・ウクライナ共同企画で、東南アジアのアーティストにも協力が呼びかけられました。展示会キュレーターは京都市立芸術大学の加須屋明子教授、アダム・ミツキェヴィチ・インスティトゥートと協働するパヴェウ・パフチェレク博士、そしてアジアのアーティスト・キュレーターを束ねるプロダクション・ゾミア・グループです。
ポーランドとウクライナ出身のアーティストの作品には、ポーランドとウクライナの文化におけるロマン主義とスラヴ性の現代的解釈への言及が見出されます。アーティストは両国を結ぶ文化的・文学的絆を強調し、同時に気候危機、社会における女性の役割、現代問題(特にウクライナの問題、EUへの移民問題)といった重要な社会問題に着目しています。展示会はまた、ロシアのウクライナに対する植民地主義的関係、ウクライナと東ヨーロッパのアイデンティティ、及びロシア帝国主義との現代における対峙のテーマも取り上げています。
多数のとても積極的なポーランド・ウクライナ人アーティスト・グループの参加により、ロシアのウクライナ侵攻とウクライナ援助へのポーランドの尽力というテーマは、大阪関西国際芸術祭において極めて強く打ち出されました。
「Study:大阪関西国際芸術祭2023」の副題が付けられた今年のイベントは、2025年の大阪・関西万博を機に、同年にメインの催しが披露されることになる、大阪最大の現代芸術祭の一環として開かれます。
催事のより詳しい情報は、主催者のインターネットHPにてどうぞ――
日本語: https://www.osaka-kansai.art/
英語: https://www.osaka-kansai.art/en/