31.08.2020 イベント, ニュース

「八月合意」調印・自主管理労組「連帯」誕生40周年

8月31日、私たちは、共産主義の崩壊と冷戦による世界分断の終焉のきっかけとなった、「八月(政労)合意」調印・自主管理労組「連帯」誕生40周年を、盛大に祝います。
それは、自由を奪われた祖国に満ち満ちていた不公正に対して、勇気をもって抵抗し、「連帯」を誕生させた、数百万人のポーランド人の尽力なしに、実現することはなかったはずです。ポーランド人が、自らの見解を表明し、国の運命への責任を担うことを決意した、この巨大な市民運動は、ヨーロッパに類例をみないものでした。
「連帯の遺伝子」の促しにより、ポーランドは、今日に至るまで、困っている他の国々への援助に尽力しています。連帯はまた、発展・人道援助(最近では、新型コロナウイルスというパンデミックに直面して)、転換途上にある他の国々、特に東方パートナーシップと西バルカンの諸国家への援助、さらには、欧州連合(UE)、欧州安全保障協力機構(OSCE)、北大西洋条約機構(NATO)、その他の国際機関のミッションへの参加という形をとっています。この度の特別の記念日を想起にするあたり、ポーランドはそれぞれの国において自由と民主主義を志向する、あらゆる国の人々と、思いを一つにします。
以下で、ポーランド外務省が作成した特別展示を観ることができます。ぜひ、ご覧になってください。

ビデオ解説:「連帯」結成40周年
1980年の「連帯」による平和革命は、1989年に共産主義を崩壊に導きました。1980年8月31日、グダンスク造船所で政労合意書が調印され、それはポーランド現代史の里程標、さらには後の共産主義体制崩壊の前兆の一つになりました。ポーランドに倣って、「連帯」の価値観を信奉する、いわゆる東欧圏の国家が次々と進みはじめました。連帯表明の必要は、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の一員である、すでに自由になった現代ポーランドでも見られます。体制転換プロセスの経験を共有し、援助を必要とする国々を支援するポーランドあればこそ、連帯の理想はたえず生きているのです。

ポーランド外務省
広報局

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