18.05.2022 イベント, その他, ニュース

【クラクフ・敦賀】展示「SPOTKANIA(出会い)」

 ポーランドの日本美術技術博物館マンガ館は4年前から、いわゆるシベリア孤児と呼ばれる、1919年から1923年にかけてシベリアと満州から日本へ避難した877人のポーランド人少年少女たちの命運に関わる社会的連帯活動の歴史とその意義について、喚起と発信活動をしています。

 

 この子らの多くは、さまざまな経緯でロシア帝国領に移民していた大勢のポーランド人の一部でした。その幼少期は、歴史的にロシア革命とロシアの内戦という時期に重なっていました。そして、民族アイデンティティの喪失やホームレス、疾病、飢餓などに陥る危機にあったのです。子どもたちが生き延びるチャンスは、危険が迫る土地からの避難。実は、そこに救いの手を差し伸べたのが日本でした。中でも、子どもたちの退避の鍵となる役目を果たしたのが皇室、日本政府、日本赤十字、日本軍、そして行政だったのです。これは、いまだあまり知られていない日本ポーランド両国関係史の1ページでした。

 

 今年、マンガ博物館のこの活動が、在東京ポーランド広報文化センターと、人道の港敦賀ムゼウムの支援を受け、2022年11月に招聘ポーランド人若手芸術家9人による作品を展示披露することになりました。この展覧会に向け、子どもの肖像画100枚と、アンナ・ビエルキェヴィチやヴィエンチスワフ・ピオトロフスキやユゼフ・ヤクボヴィチ医師といった子どもたちの保護と支援活動に尽くした人々の肖像画9枚が制作されることになっています。展示には、肖像画の複製と子どもたちの物語、歴史的背景の解説などを含むポーランド語と日本語二か国語による出版物が準備されています。

 

 当企画の詳細は近日発表予定です。ぜひ最新情報をチェックしてみてください。

 

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