11月13日、駐日ポーランド共和国大使館において、第2回ショパンランドコンクール受賞者レセプション&コンサートが催されました。本企画の主催者は、PWM Editionと株式会社東音企画、後援・協力はポーランド広報文化センター、株式会社河合楽器製作所、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)です。この企画は「インスピレーションを与える文化」プログラムの一環として、ポーランド文化・国家遺産省の助成を受けました。
コンクールの審査委員長は、様々な国際コンクールの入賞者であり、ショパン国際ピアノコンクール(ワルシャワ)審査員も務めるヴォイチェフ・シフィタワ教授。審査には、木米真理恵、宮谷理香、江崎昌子、楠原祥子、山本貴志の各氏も加わりました。
昨年度コンクールが成功を収めたため、主催者はコンクールの枠組みを広げ、年齢制限のない「一般」部門を設けることを決めました。
本年度コンクールでは、7部門で22名の入賞者が選ばれました。最優秀賞を受賞したのは、浅見凛(幼児部門)、三宅まひろ(小学1・2年部門)、小林市ノ助(小学3・4年部門)、原田博重(小学5・6年部門)、岩本実桜(中学部門)、篠原美穂(高校~一般A部門)、安味明莉(高校~一般B部門)(敬称略)です。
本事業の目的は、若い日本人ピアニストと一般のピアニストにピアノコンクールへの参加を呼びかけ、日本の聴衆にポーランド人作曲家(パデレフスキ、ルトスワフスキ、スタホフスキ、セロツキ、シマノフスキ、パフルスキ、さらにはクリスティナ・ゴヴィク、フェリクス・リビツキ、ヤニナ・ガルシチャ、ミロスワフ・ゴンシエニェツなど)のピアノ曲を紹介し、それを通してポーランド文化を日本に普及させることにあります。
コンクールの曲目となった全楽曲は、PWM Editionと日本で事業提携している全音楽譜出版社から、「ショパンの時代から現代まで」シリーズの3冊の作品集として出版されています。
写真:マチェイ・コモロフスキ/PWM Edition