12.06.2023 ニュース

第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール――日本での告知

2023年10月5~15日にワルシャワで催される第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールの情報普及活動の一環として、ポーランド広報文化センターはポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の広報イベントを後援いたしました。

6月9日には東京で、NIFCのアルトゥル・シュクレネル所長と所員が出席して記者会見が催され、その席でコンクールの参加条件が説明されました。本年度コンクールに最大数の出場希望者が応募したのは日本(84名中23名を占めています)、2番目がポーランドでした。また、大阪万国博覧会期間中のNIFCとの協力並びにEXPO 2025 Chopinプロジェクトについて、(株)ポーランド投資貿易庁のエリザ・クロノフスカ=シヴァク大阪万博2025ポーランド部局副局長が話されました。

記者会見では、ピアノ演奏の名手たち――第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールの優勝者トマシュ・リッテルと第2位入賞者入賞者川口成彦(日本)が演奏しました。

6月10日には、浜離宮朝日ホール(東京)において、トマシュ・リッテルがピリオド楽器の1843年制作プレイェル・グランドピアノを演奏する、ユニークなピアノ・リサイタルが行われました。ポーランド人ピアニストによる演奏曲目は主にF・ショパンの楽曲でしたが、W・A・モーツァルトとL・ヴァン・ベートーヴェンの楽曲も含まれていました。演奏会に先立って、関口時正教授によるフリデリク・ショパンの書簡についての講演と、日本のピアニスト川口成彦による現代楽器とピリオド楽器での演奏を比較するプレゼンテーションが行われました。集いの司会は、イベントのメディア・パートナーである日刊紙「朝日新聞」の吉田純子編集委員でした。

さらに6月12日には、北とぴあさくらホール(東京)において、トマシュ・リッテルがピリオド楽器の1843年制作プレイェル・グランドピアノを演奏するピアノ・リサイタルが催されました。演奏会とともに関口時正教授の講演と日本のピアニスト小倉貴久子による現代楽器とピリオド楽器に関するプレゼンテーションが行われました。

2024年1月には、第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール入賞者たちの日本巡演が計画されています。優勝者は、ピリオド楽器で演奏する日本の交響楽団バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)と共演します。

写真:ポーランド広報文化センター

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