9.05.2023 イベント, 音楽

Polish Jazz in Japan

ポーランド広報文化センターはポーランド音楽出版社(PWN)、ジャズ・クラブ〈ブルーノート東京〉と協力し、アダム・ミツキェヴィッチ・インスティトゥートの資金助成により、日本におけるポーランド・ジャズとPWNのANAKLASIS 音楽録音レーベルを広報する一連の行事を催しました。

日本におけるポーランド・ジャズ広報キャンペーンの第一段階は、ジャズ・ピアニスト小沢咲希とジャズ・クラブ〈ブルーノート東京(BN)〉の映画撮影チームのポーランド視察旅行の実現でした。3月にBNと協働するクルーはワルシャワ、クラクフ、ヴロツワフに赴き、ポーランドのジャズ・アーティスト(アンナ・マリア・ヨペク、マルチン・ヴァシレフスキ)や音楽機関代表者と歓談しました。小沢咲希はまた、〈SPATiF(ポーランド演劇・映画芸術家協会)クラブ〉(ワルシャワ)とジャズ・クラブ〈Vertigo〉(ヴロツワフ)でのポーランドのジャズ・ミュージシャン(アダム・ピェロンチク【サクソフォン】とピョトル・オジェホフスキ【ピアノ】)とのジョイント・コンサートで演奏しました。

動画によるポーランド訪問ルポ:https://youtu.be/lg8KEoXRmSg

ANAKLASIS IN JAPANプロジェクトの一環として、4月28日~5月7日には、東京でポーランドのジャズ・ミュージシャン(アダム・ピェロンチク、ピョトル・オジェホフスキ、クバ・ヴィェンツェク【サクソフォン】)が参加して5回のコンサートが開かれました。

最初のコンサートは4月28日に駐日ポーランド共和国大使館で開かれました。アーティストたちは、CD『ドラキュラのテーマ』(フランシス・フォード・コッポラ監督の映画『ドラキュラ』のために作曲されたヴォイチェフ・キラルの楽曲のジャズ編曲版)の収録曲とCD『シマノフスキ/ X-RAY』から「印象」を演奏しました。イベントには日本のDJ Yama a.k.a. Sahibが登場し、ANAKLASISのさまざまなCDからポーランドの楽曲をMIXしました。ダニエル・チヒPWN代表はまた、ANAKLASISの音楽録音シリーズについて説明し、日本の音楽評論家オラシオはアーティストたちとの対話を行いました。

「Discover Jazz in Poland」を合言葉にした次のイベントは、国際ジャズ・デーに合わせて4月29日にブルーノートが主催したJazz Auditoriaフェスティバルへのポーランド・ジャズ・ミュージシャンの出演でした。〈ワテラス・コモン・ホール〉でのコンサートでは、アーティストたちは2セットに分かれて演奏しました――ピョトル・オジェホフスキとクバ・ヴィェンツェク、アダム・ピェロンチクと小沢咲希(彼女は本年3月に、アダム・ピェロンチクと組んで、ヴロツワフのジャズ・クラブ〈Vertigo〉で公演しています)です。

5月3~4日には、ピョトル・オジェホフスキとクバ・ヴィェンツェクのデュエットが再び即興プログラムを演奏し、アダム・ピェロンチクは小沢咲希、須川崇志(コントラバス)、中村海斗(パーカッション)とのカルテットで、2022年11月に恵比寿ガーデンプレイスにオープンした〈ブルーノート・プレイス(BNP)〉に出演しました。

 

一連のポーランド・ジャズ・コンサートを締め括ったのは、ポーランドのサクソフォン+ピアノ・デュエットの公演で、5月7日に恵比寿ガーデンプレイスで開かれたポーランド・フェスティバル(東京)でピョトル・オジェホフスキがアダム・ピェロンチク、クバ・ヴィェンツィクと演奏しました。

 

写真:PWM/マチェイ・コモロフスキ

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