5.12.2023 イベント, その他, ニュース, ビジュアルアート

フォーラム・ポーランド2023会議

12月2日、駐日ポーランド共和国大使館において、フォーラム・ポーランドが主催する会議が、ポーランド広報文化センターと駐日ポーランド共和国大使館の下、開かれました。

すでに第16回を数える本年度会議のテーマは「ポーランドのポピュラーカルチャー」でした。集いには、さまざまな分野の専門家であるポーランド・日本の講演者が登壇しました。

フォーラム・ポーランド代表を務める田口雅弘教授の開会の辞の後に、トマシュ・グヴォズトフスキ駐日ポーランド共和国大使館参事官が歓迎の挨拶を述べました。続いて、次の講演が行われました。

  • 加須屋明子(京都市立芸術大学教授)「ポーランドのポピュラーカルチャー」
  • パヴェウ・パフチャレク(キュレーター、アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート日本デスク)「ポーランドのゲーム」
  • 平井ナタリア恵美(音楽ブロガー、『ヒップポップ東欧』著者)「ポーランドのヒップホップ」
  • ダリア三浦(グラフィックアーティスト、ファッションデザイナー)「ポーランドのファッション」
  • サラーム海上(音楽・料理ジャーナリスト)「ポーランドの食文化」

 

この日の集まりでは、アレクサンデル・ヤニツキのビデオパフォーマンス「残像(Afterimages)」を薮田翔一作曲の音楽に結び付けた、日本の弦楽四重奏団の演奏によるポーランド・日本合同ミニリサイタルも行われました。

会議の閉会の辞は、ウルシュラ・オスミツカ ポーランド広報文化センターが述べました。会議には、フォーラム・ポーランド会員やポーランドに関心を持つ人々約70名が参加しました。

フォーラム・ポーランドは、2005年から日本で活動している組織です。フォーラム・ポーランドの活動目的は、ポーランド・日本間のより広い交流とより深い理解に寄与し、日本人にポーランド情報を提供し、さらには日本のポーランド関連団体を統合することです。

フォーラム・ポーランドの設立者は二人の研究者です――2021年まで代表を務めた関口時正教授(文化研究者、文学研究者、東京外国語大学名誉教授)と2022年から代表を務める田口雅弘教授(現代経済史、岡山大学)。

フォーラム・ポーランドは、2005年から東京で、毎年恒例のポーランドをテーマにした全国会議を開いています。会議の性格は、学際的・学術的・一般啓蒙的です。これはポーランドについての知識を日本に普及させる重要な催しです。

写真:フォーラム・ポーランド

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