カラフルなイラストに、ミツバチの巣箱作りワークショップ、そしてミツバチのお話——。ポーランドを代表するグラフィックアーティストの一人であり、ポーランドの出版社Dwie Siostryから刊行されたベストセラー絵本『ミツバチのはなし』や『Drzewa i Brud. Cuchnąca historia higieny』(未邦訳)のイラストを手掛けたピョトル・ソハ氏が来日し、イベント参加者を魅了しました。
山口県周防大島にある「みつばちミュージアムMIKKE」では、ピョトル・ソハ氏が手掛けたミツバチのイラストが館内に使用され、ミュージアム、養蜂場、レストラン、はちみつのショップが一体となった新しい空間を彩っています。4月11日には、ソハ氏によるお話し会や子ども向けワークショップ、同ミュージアムの養蜂場の見学が行われました。本企画はポーランド広報文化センターの協力により開催されました。
4月19日には、ポーランド広報文化センターおよび国立国会図書館国際子ども図書館の共催により、ソハ氏の絵本を紹介するイベントが開催されました。ソハ氏の芸術家としての活動や魅力あふれるミツバチの世界についてのお話に先立ち、ポーランド広報文化センター文化担当の蓑口玲未香氏によるポーランドの紹介と、ポーランドの児童文学翻訳家・作家の足達和子氏によるポーランド児童文学に関する講演が行われました。足達和子氏の著書・訳書には『現代日本名詩選 ふゆのさくら』、『“はなたれ小僧さま”とその他日本の昔話』、『日ポ・ポ日小辞典』などがあります。
さらに、国立国会図書館国際子ども図書館では、訪日中であったポーランド共和国外務省文化外交・ポーランド広報局局長ロランド・ホイナツキ氏が、同館館長の田中智子氏に表敬訪問しました。面会では、同館が所蔵するポーランド児童文学の豊富な資料などが言及されました。
みつばちミュージアムMIKKEおよび国立国会図書館国際子ども図書館で開催されたイベントには、子どもや若者だけでなく、幅広い世代の大人からも大きな関心が寄せられました。会場では、絵本『ミツバチのはなし』のイラストの展示に加え、ポーランド児童文学の書籍展示も行われました。
ピョトル・ソハ氏はまた、4月18日に東京で開催された、在日ポーランド人の子どもたちとの交流会にも参加しました。同イベントは、駐日ポーランド共和国領事ウカシュ・オスミツキ氏およびIdylla財団が主催し、ポーランド広報文化センターの協力により開催されました。当日は、保護者を含む数十名が参加し、ソハ氏によるミツバチの魔法の王国についてのお話を聞いた後、色とりどりの巣箱やそこに暮らすミツバチたちを作るワークショップに参加しました。
ピョトル・ソハ氏が絵を、ヴォイチェフ・グライコフスキ氏が文を手掛けた絵本『Pszczoły』の邦訳『ミツバチのはなし』は、武井摩利氏の翻訳により、2018年に徳間書店から刊行されました。また、ピョトル・ソハ氏は、日本で人気を集めているポーランドのボードゲームメーカーGranna社の「スーパーファーマー」のイラストも手掛けています。
写真:ポーランド広報文化センター、国立国会図書館国際子ども図書館






















